初デート ~実奈子と良太~
良太が真剣な目で、私を見つめる。

心拍数が上がっていく。



「実奈子、俺、実奈子が好きだ。」

「う、うん...」

さらに私の温度が急上昇する。


「実奈子、いっつも誰かが消し忘れた黒板消してくれただろ?

あと、誰かが困っていると、すぐにその顔色に気づいてあげたり...

ほんと、周り見れてるなって。

いつの間にか目で追ってた。」



そんな姿を見てくれていたなんて...

嬉しくて、照れくさくて、
泣きそうになる。


私も言葉にしなきゃ。

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