輝き〜叶わなかった夢〜

しかも富沢も私の事しらねーじゃねーか!
そんな事を思いながら質問に答える。


「私は...稲葉晴夏(イナバハナ)だけど...」

「そーかそーか」

富沢はなにかを企んでいるような顔で言った。


そして富沢が私に近づいてきて


「稲葉...野球部のマネージャーやらね?」


は?私は一瞬で思考回路が止まった。

お前は本物のバカか!

なんで、会ったばっかの奴にマネージャーお願いしてんの?

しかも野球部のマネージャーなんて日に焼けるし...


疲れるしいい事ないじゃん...


しかも...いや...これは思い出したくない。


思い出しただけで震えてくる。


瑛心「で、アンサーは?」

ニコニコしながら聞いてくる。
こいつには絶対知られたくないな...


晴夏「やだよ。」

私は秒速で答える。

「え〜なんでだよ〜」

富沢は頬を膨らませて拗ねている。


晴夏「あははっ!」

なんだかその姿が可愛くて、思わず笑ってしまう。

富沢は眉をしかめて

瑛心「なんだよ〜笑うなよ〜」

こっちをジッと見ながら言ってくる。






< 4 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop