Crystal Sky 〜お姫様は、魔法使いに恋をする。〜



「―― では今回は
熊石さんも、こう言って下さっているし

熊石、そして宮本
お互い握手して、仲直り!な?!」




ずっと黙って
わたしの顔を見なかった熊石さんが
こっちを見て、にやっと笑いながら
手を差し出して来る




「…宮本?」




「はぁ?!
な、何なのかしらこの子は!!

お…大人を睨むなんて
ど、どんな躾をなさってるの?!」




校長先生は、ハンカチで汗を拭いて
担任は、アワアワ慌ててる


おばさんは騒いでたけど
今度は熊石さんを睨んだら
一瞬目が泳いだ後、笑うのをやめた




だから



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