Crystal Sky 〜お姫様は、魔法使いに恋をする。〜




"いつ気がついたのかな"


"よく、ここにいるのわかったなあ"とか


ビショビショになったカラダと
乾いてるキモチの差が、ヘンだ




ジャージに着替えようと
ロッカーに向かったら


タオルで手を拭いてる熊石さんたちが
笑いながら、入口の所にいて




制服 乾かさないと 帰れないや ―――


それはなんか わかったから


わたしは近くの階段を
ぼーっとしたまま、昇り始めた




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