夏の前の日

「え?」

「俺、こんなんじゃん。
 ずっと待っててくれる??」

「当たり前じゃん。ユウがいいの。
 ユウが好きなの。
 リンにはユウだけなんじゃけん」

目を見て、ハッキリと言い切ったリン。

「ありがとう」

「ユウもリンじゃなきゃダメっしょ?」

「当たり前。愛しとるよ」

キスをして
何度も何度もキスをして
気づいたら2人で眠ってた。


ピンポーーーン

ピンポーーーン


そう広くない部屋に、
インターホンが鳴り響く。

「・・・やべ、寝てたわ。リン!」

「んーーー」

寝たら最後。
中々起きないリンにキスをして
俺はドアを開けた。

そこには、後輩のケイと彼女のカンナ。
それから主催者のケイスケがいた。

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