夏の前の日
「リン、いつから好きなん?」
「ちょーど二年前とか。
ガンジャが先だったー」
この頃の子は、経験するのが
何事も早すぎる。。
俺は1年前くらいに
初めてガンジャを吸った。
きっかけはクラブだった。
タバコの煙、
浴びる量のアルコールに、
色んな誘惑。
・・・
だからこそ、その裏には
娯楽が隠されてるんだと思う。
非、現実的というか。
ちょっとだけ違う世界に行ったような
そんな感覚。
「そのあとすぐハーブいったけど
もう死ぬ勢いでバッド。
なのに好きなんだけどね」
「初めまして、の人は
バッドに入るのかもな。」
次は大丈夫って思うんだろう。
1度バッドに入ってるのに
もう一回イこうって思うのは。
「リンは素面が嫌いなだけ。
お酒でもケミでもナチュでも
いいんじゃもん」
本物のジャンキーがいた。
根っからのジャンキー、隣に。