きっと大丈夫
今日もいつものように病院に行くと
いつもと様子が違っていた
慌てて入ると
人工呼吸器をつけた母さん
看護婦さんが今様態が悪くなったっと僕に言うと
近くに座らされた
「母さん!!」
「母さんやだよ」
「母さん大丈夫だって言ってよ」
いつもみたいに"きっと大丈夫"って
すると、母さんの手がぴくっと動いたのが分かった
「母さん?」
「ごめんね
お母さんもうダメかもしれない」
「そんなの嘘だよ、何言ってんの?」
「自分の体のことはわかるのよ」
僕は必死に首を横に振った
「ごめんね
ずっとそばにいられなくて
あなたを守ってあげられなくて
生まれて、きてく……れて、あ…り…が……と、う、 優介」
ピーっという音が病室に響きわたった
その瞬間僕は崩れ落ちた