きっと大丈夫




そのまま夜が明けて



気づいたら



母さんの手を握ってた



すごく冷たかった




もういないんだって現実を突きつけられたような気がして
心のどこかではまだ探していたのかもしれない

目の奥が熱くなった




母さんの荷物を持って帰ろうと



片付けていると、




そこには矢野優介へっと書かれた白い封筒があった



それはどこからどう見ても母さんの字で





すぐに開いた







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