○一重ちゃんと二重くん◎
○曲がり角でこんにちは◎
入学してから2ヶ月が過ぎ、クラスも落ち着いてきた
ー夏がはじまる
みんな夏休みのことで頭がいっぱいだった
「今度の夏休み どこに行く?」
「俺 海いきてぇ!」
「... 青春だなぁ」
「今 何か言った?」
「ごめんごめん 独り言!」
次の音楽の授業の準備をしながら、まりりんと談笑していた
しばらくして音楽室の手間の廊下に辿り着いた時ー
「 あーーー! やばい!忘れ物した! 」
「 え!本当に!?そのちゃん!あと2分で授業始まっちゃうよ〜!! 」
「 ごめんまりりん!教室まで戻らなきゃだから先行ってて! 」
... 実は忘れ物なんてしてない
「 そのちゃん、何を忘れたの!? 」
... 言えない
「 と とにかく先行っててー!! 」
まりりんが見えなくなるまで私は走った
...振りをした