恋桜
舞桜が私に隠し事をしたことなんて、今まで一度もなかった。
それなのに、どうして今は、何にも言ってくれないの?
思い返せば、朝から少し舞桜は元気がなかった。
何か悩みがあるのなら、私は真っ先に言って欲しい。
それくらい、舞桜のことを一番に考えている。
でも、そう思ってるのは私だけで、舞桜は私のことをそれ程、想ってくれていないのかも知れない。
それじゃ、私の行動は、舞桜にとってはただのおせっかいだ。