幸せの音
亮に健太の暴力を話したら
『別れて俺のとこにこい』
って言われた。

私は健太と電話で口論になっていた。
今思えば些細なこと。
『別れよや!』
すぐ別れを言ってしまう健太。
私がいつも頷かないの分かってるから。
でも今回は違った。
「わかった」
私は亮を選んだ。
もちろん健太は亮の存在すら知らない。
健太は慌てていた。
引き止めるのに必死。

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