【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
少し歩いて、樹紗ちゃんが前方にある一軒のカフェを指差した。
「あそこ入るか」
「はい、そうしましょう!」
───カランカラン…
カフェのドアを開けると、扉に付けられていたベルの音が店内に鳴り響いた。
カフェの中は可愛らしくお洒落で、甘い香りが漂っている。
「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
可愛いエプロンと帽子を被った店員さんが店の奥から出てきた。
「ふたりです」
「それではこちらの席へどうぞ」
店員さんに案内されて、私と樹紗ちゃんは店の1番奥の席に座り、
それぞれ頼んだ、ホットミルクとホットコーヒーを飲みながら話に花を咲かせる。
たわいないことばかりだけど、樹紗ちゃんとのお話はやっぱり楽しくて。
だって、樹紗ちゃんと話してると、ずっと笑ってる気がします、私。