【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
え───……?
ドクンドクンと心臓が早鐘を打つ。
結城くんの言葉が、信じられなくて。
それって、それって
「本当、ですか……?」
また涙が溢れて、言葉にならない。
嬉しくても、人はこんなに涙を流せるものなんですか……?
すると、結城くんがそっと微笑んだ。
優しく、温かく。
「ばか、また泣く。
でも、全部ほんとだから。
好きだよ、大原」
結城くんがそっと微笑み
ポロポロ涙を流している私の腰を引き寄せ、優しく抱きしめた。
気づけば、結城くんの甘い香りに包まれて。
「だから、俺の彼女になって」