サヨナラ


図書室でユイと話してた時、まさか、あなたが聞いているとは、思わなかった。


あの時、あなたがどんな想いで聞いてたなんて考えたくもないけど。


あの時のあなたの声。

いつもと違って、恐かった。

あるはずの温かさがなかった。逆に冷たさがあった。


――― アタリマエ




















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