あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
海里はバカ兄だの、なんだの言っているけど意外とそういう面はきっちりしているんだよなぁ。
なんて考えつつ、結い終わった出来を鏡で確認する。
まぁ、きっとぼさぼさになっちゃうんだろうけど、はじめだけでも綺麗にしておけばいいよね。
割と、うまくできたポニーテールに自画自賛しつつ、壁時計に目をやった。
もう、そろそろかなぁ。
一応、昨日の段取りでは6時30分に迎えにいくって言われているからあと10分くらいか。
もう出てても、別に早くないよね。
私はそう思い、部屋から荷物を取り、家を出た。