あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
マンションの下の駐車場に向かえば、まだ誰も来ていない様子だった。
まぁ、来ていたらメッセージくらい送ってくれるだろうし、当たり前か。
ポケットに入れていたスマホを取り出し、時刻を確認すると約束の時刻まであと6分だった。
まぁ、きっと葵あたりが5分前にはいけるようにしときなよ、とかいうんだろうからもうすぐ来るんだろうなぁ、なーんて思う。
私はふと、地面に目を落とした。
来るんだろうなぁって少し懸念したように思った自分に対しておかしく思った。