あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

 ウィーンと後部座席の窓が開いて、葵の笑顔が見えた。

「おはよう、莉子ちゃん。それじゃあ、いこっか」


 そして、私も同じ様に微笑んで


「おはようございます」


 といった。



 今日は波乱の一日になる予感がするなぁ…なんて思いながら葵が開けてくれたドアから私は車に乗り込んだ。
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