あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

「そうなんですか、で、朝に弱い二人は寝ていると?」

 私が乗り込んできたことにも全く気付かず寝ている二人を見やりクスリと笑みがこぼれた。


「そう。ちなみに意外と紘は寝起きいいんだよね。だから向こうは寝起き良い組」

「そうですね…葵も朝弱いですしね」

「・・・え?」

 私がそういうと、葵は目を見開き私のほうを見た。


「どうしたんです?」

 そう首をかしげた私をよそに葵まだ目をぱちくりしてる。

「いや、俺が朝に弱いのなんで莉子ちゃんが知ってるのかなって。結構俺朝に強いタイプに見られるから、ちょっと不思議に思って」

 
< 105 / 227 >

この作品をシェア

pagetop