あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
・・・あ。
「えっと、秀達がそんなことを言ってたような気がしたんで、そう思ったんですけど。あってますよね?」
「え、あ。うん。そうなんだよね。寝相も結構悪くてさ」
なんだかぎこちなく頷き、苦笑いした葵を見ながら私は少しだけほっと胸をなでおろした。
あまり、感触はよくないけれど。
「そうなんですか…皆さん意外なところあるんですね」
そういい、私は外を眺めた。
まだまだ、都会な町並みで海なんて見えてきそうもない。
今度海に行くなら泊まりがいいな、なんてふと思った。
きっと、今度なんてないんだろうけど。