あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
自分で言っていて悲しくなる。
明日もここに来なければならないのかと思うとすごく。
「そうなの?じゃあ、俺も参加しようかな」
肩を落としているとそんな声が聞こえた。
聞き間違いじゃなくて?
顔をあげると葵がいつものキラキラスマイルで笑っている。
「本当ですか!?是非きてください。私一人じゃちょっと心細いので。それにしんどくて」
苦笑しながらそう言うと葵はお、と首をかしげた。
「莉子ちゃんの口から心細いなんて聞けるなんて思わなかった。そう言う事思わない人だと思ってた」
少し驚いた面持ちでそう言う葵を見ながら私は歩き始めた。