あの日の桜はⅡ【大幅修正中】


「あ、莉子ちゃん。龍のご機嫌直しはできた?」

 場所取りをしてくれていた葵が私たちに気づきてをふってくれた。

「はい、千景のかき氷で手を打ちました」

 にっこりとそういえば、隣にいた千景がえーっと声をもらした。

「ひどくなぁい?俺、金持ちじゃないんだけどー」

 そういう千景はあまりいやそうには見えない。

 というか、金持ち云々の前に私は、車を持ってて、プライベートビーチを持っている愛桜の経済状況を知りたい。

 
 たぶん、玲のおかげなんだろうけれど。

 高校生にしては豪勢な生活を送っているように思う。
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