あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
まぁ、セキュリティ抜群のマンションに住んでいる私が言えるようなことでもないかもしれないけれど。
一瞬、二人の顔が頭に浮かび、急いでかき消した。
別に、嫌いというわけでもない。
でも、好きではない。
結局それって、興味がないってことなんだろうけれど。
二人にとっちゃ、私のことはそれ以下の存在なんだろう。
だからと言って私は悲しいわけでも、悔しいわけでもない。
むしろ、放っておいてくれたほうがいい。
現に、彼らは私のことは何も知らない。
言えば、玲や海里のほうが私のこと知っているし、理解してくれている。