あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

「いぇーい!」

 と、ハイタッチを三人でするなか向こうのチームでは…。


「おい、なんでとらねぇんだよ!」

「えー?いやぁ、ちょっとよそ見してたぁーごめんねぇ」


 もう!と怒る龍にあははーと軽い笑いを浮かべている千景。

 やる気があるのかないのか、どっちなんだろう。


「ねぇ、龍ちゃん。ちょっと耳かしてみ」

 
 と、千景は怒る龍の耳元でさっと何かをささやいた途端、


「は、はぁああ!?い、いや、サイテーだろ、お、おまえ!!」

 顔を真っ赤にした龍が大きな声を上げた。

「いやぁ、それに気がとられちゃってさ、めんごめんごーじゃ、次いくよー」

 
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