あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
そういいながら、千景がボールを送り出す。
なんだったんだろうと思いながらも、ボールに集中する。
「莉子ちゃん!」
葵の言葉にはい!と返事をしながらこちらに来たボールをトスし、それを葵がビュンッとアタックした。
アタックしたボールは紘のところへといき、それを鮮やかに拾い、
「龍」
そう小さく声を出せば、千景の言葉に顔を赤くしたままの龍が少し狼狽えながらもトスを上げた。
「あーあ、わっかりやすいんだからぁー」
にやにやと口角を上げ、楽しそうにしている千景のもとへとうまくいきそのままバシッとアタックしたボールは
「陸!」
陸のもとへと猛スピードでやってくるが、しかし。