あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

 「うわっ!」

 どこかよそ見していたらしい陸の顔面へクリーンヒット。

 バチンッという音がして、痛そうだなぁなんて陸を見れば案の定当たった顔面が赤くなってきている。

「大丈夫ですか!?」

 そう、駆けよれば「痛ってぇ!千景、本気でやるなよ!」

 と痛そうに顔を両手で覆っている。

 確かに、痛いだろうなぁ。

 思いっきり当たってたし。

 というか、

「何見てたんです?」

「いや、えっと、なぁ、」

 あまり聞かれたくない事だったのか、目が泳いでいる。

 わかりやすいにもほどがある。

「あははー、陸くんが見てたものあてたあげよーか?」

 またもや、にやにやしている千景がネットを超えてこちら側に来る。

 中断、のようだ。
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