あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

・・・私を酔わせたいってことなのかな?

 なんて思いつつ、たまには酔いたいなぁとも思ったり。

 ここのところそういう機会がなかったし、それに今の私は酔っても変な事言わないって自信あるし。

 たぶん、大丈夫だろう。

「そうですか?じゃあもらいますね」

 そういって、私は本日初めてのお酒に口を付けた。

 甘めのフルーツ味が口の中に広がる。
 
 久しぶりの感覚に少しだけ頬を緩ませた。

「お、いいねぇ、俺ものーもう!」

 千景は自分のお酒を取りに行き、またプルタブを開けた。

 千景もお酒強いんだっけか。
 
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