あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

 私は葵から缶を取り上げ、代わりに近くのテーブルから水を渡した。

「大丈夫だって、俺酔ってないよ?」

 それを酔ってるっていうんだって!

 周りのみんなはすでにダウン中でこのことに気づいてないし。

 幹部メンバーはといえば、陸はみんなに混ざってのんでるし。

 紘は寝てるし、龍もダウン中。

 残るは、

「千景―」

 そう呼ぶも

「んー、あとは任したよー」

 そう、この状況を愉しむかのように笑っている。
 
 あいつが一番質悪い!

 そう思っても助けてくれる感じでもないし。

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