あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
こんな状況なはずなのに、かぁあと赤くなってくる頬は正直だ。
誰だってそうだろう。
目の前のイケメンが酔って甘いセリフをささやくのだ。
照れないわけない。
意地悪い顔をして笑う葵ともう一度目があい、私は顔をそらした。
「そらさないでよ」
そんな抵抗もむなしく、顎を持ち上げられ目を合わさせられる。
・・・酔うとキャラ変わるよね、人って。
まぁ、でも葵に関してはもとからこういう気質はあるけど。
なんだかんだいって私。
顔真っ赤だ。