あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

 その瞬間、私はすべてを悟った。


 ・・・っ!!

 そう、いう、こと。

 
「どうしたんだ、莉子?」

 私の様子のおかしさに気づいたのか、龍が後ろから私の顔を覗き込んだ。

  
 まだ、だめだ。

「すみません、二日酔いのせいか頭がガンガンしてきまして…今日は家で休もうかなって」

 
 すると、途端に龍は心配そうな顔つきになり、

「大丈夫か?今から送る。俺、ちょっと行ってくるな!」

 みんなにそういうと龍は立ち上がった。

 みんなも大丈夫?と心配してくれるも私はぎこちなくはい、と言うだけだった。
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