あの日の桜はⅡ【大幅修正中】


 一人になった部屋の中で私は鏡を見つめた。


「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのは誰?なーんて」


 デスクにしまわれたあいつの写真を取り出し、何度目が分からない針を刺した。


 

「私はあんたが世界一大嫌いよ」




 そういった彼女の表情はひどく歪み、笑っていた。


  
 
 
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