あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
まず、私が怪我をしたなんて知ったらあとあと面倒なのだ。
昔もそう言う事があったからよーく分かる。
「てか、聞いてないだろ」
「いえいえ、聞いていますとも、で?」
玲は呆れた顔をしてため息をついた。
だって、そんな説教を聞くわけないじゃんか。
今回は私悪くないんだから。
私がしたミスと言えば、シャンプーを買っておくのを忘れたくらいだ。
「だーかーら、お前、テスト手抜いたろ?それに俺との約束も破った、という事でお前に課題を出す」
はぁ!?
いやいやいや、おかしいでしょ。
私は、おもいっきり眉を寄せながら玲を見上げた。