あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

「ん、ふぅ」

 眠たい目をこすり視界をはっきりさせる。

 部屋の窓からは温かい光が差し込んでいる。

・・・あさ?

 昨日寝たのが5時くらいだったと思うから・・・ぶっとおしで寝ていたのか。

 というか、なんか足元が重い気が…

 私は視線を足元へとやると紘がベッドに体を預けるように寝ていた。

 なんで、紘?

 確か、私がここに来た時にはいなかったからあの後に来たのか?

 ここで寝ているという事は夜通し看病というか、見ていてくれたってこと?

 いろいろ考えを巡らせるがとりあえず自由のきく上半身だけ起こし、時刻を確認するとすでに8時を回っていた。

 昨日よりは体が熱い感じはしない。

 そもそも、今日熱が長引いてしまうとあさっての海が取り消しになってしまうかもしれない。
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