あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

 私は全然いいんだけど、いや、そのほうが嬉しいんだけど、みんなの楽しみをぶち壊して楽しく思う趣味はない。

 まだ眠っている紘を起こさないようにベッドの上に視線をやると台にカバンが置いてある。

 私はゆっくりと手をのばしカバンを引きよせ、中からスマホを取りだした。

 充電は切れていないらしく、開くと通知が結構来ていた。

 ・・・玲からだ。
そういえば、今日も勉強を教えに行く約束をしていたんだっけ?

 電話をかけ、ワンコールもしないうちに玲はすぐに出た。

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