あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

 私の都合ばっかりで申し訳ないのだけれど、これだけは変えられないため仕方がない。

「いいと思う。じゃあ片づけ始めるぞ」

 紘もそれに賛成し、食べ終わった私たちは片付けと準備をし始めた。

・・・準備?

「あ、ちょっと待ってください」

 いきなり放った私の一言でみんなの動きが止まった。

「?」

 クエスチョンマークを浮かべているみんなに私は言葉を続ける。

「私、着ていく服がありません」

「あ、それなら、制服で構わないのなら乾かしておいたけれど」

 葵が奥の方から私の制服を取りだしてきた。

 うん、水着を買うだけだし制服でも構わないか。

「ええ、構いません、ありがとうございます」

 とりあえず、これで問題はなくなったか。
 私たちは再び動き始めた。
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