あの日の桜はⅡ【大幅修正中】


「あの、すみません」

 発見したわかめの女性店員に声をかけた。

「はい、どうしましたか?」

 営業スマイルで微笑んで女の人は私の目を見た。

「あの、水着を探しているんですけど、沢山ありすぎてどんなのが良いかわからなくて・・・」

「お客さんなら何でも似合うと思いますが、具体的にご指定などはありますか?」

 いつもの営業文句をさらっとつけながら聞いてきた。

 どんなのでも似合うってそれはあなたの事でしょうが。

 なんて、心の中で思いつつも指定する条件を考える。

「じゃあ、下がスカートの形になっている物で、ビキニの形が良いですかね」
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