あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

 私はその傷を隠すようにテープを巻いていく。

 
 ふつうのテープとは違い、より肌に近い色をしているそじっくりと見ないとテープだとわからないような優れものだ。


 まぁ、結局これも気休め程度なのだろうけど。

 

 なんて自嘲気味に思いながら、巻き終わったその上から水着を着て、ワンピースを着る。

 
 パーカーは向こうについてから着ればいいし、あとは特に大丈夫だろう。

 私はたちあがり、髪の毛を結うためもう一度、洗面所へと向かった。

 
 今日はポニーテールにしようかなぁ・・・。

 あんまり下ろして海とか行くとあとあと絡まって大変なんだよなぁ。

 

 
 
< 98 / 227 >

この作品をシェア

pagetop