ぁなたの元へ

緊張

それから数日が過ぎ、待ちに待ったブロック練の日―



『ちゃぉ〜♪今日は頑張ろネン♪』



着替えてる麻美は、朝からテンションMAXの愛を見て呆れながら言った。





『朝から元気だね〜。』



『そりゃ、先輩パワーだもん♪』



『はいはい。ほら、早く行くよ〜。』


『待って〜♪』









暢気(のんき)にはしゃいでるのもつかの間だった。









…ドックン











村木先輩…



なんか…あの先輩を見るとすごく緊張して…
心臓が跳びはねる…―






ぅ〜…やばいよぉ!!

ダンスどころじゃないかも!!


何か察したのか、ニヤニヤした麻美に「早く!!」と急かされた。
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