ぁなたの元へ
先輩の頬に、太陽に照らされてキラキラ輝いてる“雫”…
その“雫”についつい見とれてしまった。
『悔し涙』
その輝く雫は、決して
後悔のものでも
悲しさのものでも
なかった。
彼がこの数ヶ月間、精一杯頑張った“証”――
先輩はきっと強がりだから皆の前では
涙を零さないんだね…
そう思ったから
話しかけるのを辞めてみんなの所に戻った。
《たかが体育祭》
そう思うかましれないけど、自分の数カ月全てをそれに注ぎ込んだ人には
大きくて…
大切な【宝物】という名の思い出になるんだよね――
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