ぁなたの元へ
♪〜♪♪〜♪




ん…?



『ぅ゙…あ〜…頭痛い〜…』


『ふぁ〜…あれ…愛起きたの?』









『ん…?愛寝てた?てか……頭やばい〜…』



『だから飲み過ぎには気をつけなって言ったじゃん!!』




外から聞こえてくるラジオ体操の音で目を覚ました愛。



昨日、お酒に弱いくせにやけ酒したから、ひどい二日酔いだった。



『だって……てか、これなんだ?』



頭痛ではない頭の違和感に思わず頭を触った。



『…キャップ?…だれの?なんで?』



自分のではなかったけど、見覚えはある…


『覚えてないの?それ…村木先輩のだよ(笑)』





……











『は!?マヂ??…ッあ!!…―ほんとだ!!』



真っ白なNIKEのキャップ。

間違いなく先輩が昨日被ってたもの。


『な、なんで!?』

思いもよらない持ち主にただ驚くばかりだった。




『やっぱ記憶ないんだ…』


麻美が言うには、
昨日、酔っ払って先輩が被ってたのを取って被ったらしい…
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