ぁなたの元へ
それから愛達は時間も忘れて泣いたんだ。



どれくらい泣いたんだろ―


涙が止まって、何度目かのチャイムが鳴った時、
麻美が急に立ち上がって



『愛!!多分…今3時間目終わったよ!!どぉする??
4時間目…出る?』



愛はポケットから手鏡を取り出し、自分の顔を見た。


―ヒドイ顔…


『いや…愛はここにいるよ。顔やばいし…
麻美行っていいよ?愛もお昼には戻るから♪』



『ん〜じゃぁ、アタシもサボる!!同じく顔ヒドイし…まぁ、愛ほどではないけど…』


『うわ〜!!それ酷くない!?麻美のがやばいよ!!』














麻美はいつも最後に元気をくれるんだ―




いつまでもクヨクヨしないで前を向かせてくれる。


それが麻美のいいところの1つ―――








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