ぁなたの元へ
あッ…





ドックン…



この時、愛の胸は確かに一際大きくときめいたんだ。







村木先輩…


『先輩あんなかっこよかったかな…?』


『ん?愛?』

『え!!?愛……もしかして今、口に出してた??』

『うん、おもいっきり(笑)てか、見とれ過ぎだからぁ。もしかして…惚れちゃった?(笑)』

『惚れッッ…わかんない…』


下を向いて恥ずかしがる愛を見て、麻美はこぉ言った。

『愛、可愛い〜♪愛のそんな顔見れるのマヂ貴重だし〜』



愛は、小さい頃からスポーツ少女だった。

中学なんて部活するために、私立の女子校に行ったくらい。

それに兄弟は弟2人っていう環境で、性格も気が強く、どっちかというと男っぽかった。


『ひど〜い!!
…でも、マヂ今までの人とは何か違う!!っていってもそんな何人もいないけど…』


『よかったじゃん♪頑張るなら応援するよ?てか、頑張って欲しい!!』


麻美の話によると、最近は、ずっと悩んでる顔をしてたみたい。

恭斗(彼氏)のことでいろいろ悩んでたの気付いてくれてたんだね。




ありがとう…


麻美はいつも愛の気持ちに気付いてくれるね。
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