この思い秘密です
「坂下さん!何を言うかと思えば・・そんな冗談よしてください!」
社長が少しイラつきながら言うのだが、ふつうはそうくるよね。
自分とこのアーティストよりもマネージャーをスカウト。しかもアーティストとしてなんて
聞いたことない。
だけど坂下さんは社長の言葉など動じず再び視線を淳平へと向けると
「冗談なんかじゃないですよ。沖野君・・・どうかな?」
どうかなって聞かれて
即答できるような問題じゃない。
そして淳平の返事も・・・
「冗談じゃない。いくら坂下さんの提案だとしてもそんなこと・・・はいやりますなんて
言えるわけがない」
想定内の返答だよ。
わかっていたけど全力で否定されたことはやはりショックというか
胸がズキズキ痛む。
だけど・・・淳平の気持だってわかる。
昨日『まだ・・・この仕事辞めたくないんでね・・・なんでもやるよ。
坂下滋のプロデュースで曲を出せば俺の時代遅れの歌もたちまちチャートインなんだろ?』
とは言ったけどそれはあくまで沖野淳平という1人のアーティストとしてだ。
私とユニットだなんて・・淳平のプライドを傷つけたようなもんよ。
ただ淳平はそれ以上グサッとくるような事は言わなかったのが唯一の救いだけど・・・
この後ふつうでいられるか不安だ。
社長が少しイラつきながら言うのだが、ふつうはそうくるよね。
自分とこのアーティストよりもマネージャーをスカウト。しかもアーティストとしてなんて
聞いたことない。
だけど坂下さんは社長の言葉など動じず再び視線を淳平へと向けると
「冗談なんかじゃないですよ。沖野君・・・どうかな?」
どうかなって聞かれて
即答できるような問題じゃない。
そして淳平の返事も・・・
「冗談じゃない。いくら坂下さんの提案だとしてもそんなこと・・・はいやりますなんて
言えるわけがない」
想定内の返答だよ。
わかっていたけど全力で否定されたことはやはりショックというか
胸がズキズキ痛む。
だけど・・・淳平の気持だってわかる。
昨日『まだ・・・この仕事辞めたくないんでね・・・なんでもやるよ。
坂下滋のプロデュースで曲を出せば俺の時代遅れの歌もたちまちチャートインなんだろ?』
とは言ったけどそれはあくまで沖野淳平という1人のアーティストとしてだ。
私とユニットだなんて・・淳平のプライドを傷つけたようなもんよ。
ただ淳平はそれ以上グサッとくるような事は言わなかったのが唯一の救いだけど・・・
この後ふつうでいられるか不安だ。