この思い秘密です
「どうです?凪ちゃんの声。僕は昨日この歌声に惚れちゃったんだよね。
だからこのまま沖野君のマネージャーで終わらせる気はない。」
さっきまでのチャラチャラした話し方ではなく
自分がこれだというものに対して妥協しない。
音楽プロデューサ坂下滋だった。
そして坂下さんはもう一度淳平をみた。
「はっきり言わせてもらうけど、今のミュージックシーンに沖野君の音楽に
人を引きつける魅力はかなり低い。だけど・・・凪ちゃんとユニットを組んで
新しい沖野淳平を作ることは出来る。やるからには僕も持っている力を
全力で出すつもりだ」
坂下さんは言いたいことはすべて言い尽くしたのか、テーブルの上の
アイスコーヒーを何も入れず、ストローも使わずに一気に飲むと
腕時計で時間を確認した。
そして私をちらっと見ると坂下さんはウインクをして立ち上がった。
「すみません、次の仕事があるので僕は失礼します。返事は・・・なるべく早く
お願いします」
坂下さんが社長に会釈すると社長も慌てて会釈した。
「わ・・わかりました」
社長・・・かなり動揺しているけど大丈夫かな・・・・
そう思うものの私は淳平のことのほうが気になって仕方なかった。
社長が私に坂下さんをお見送りしてというので
坂下さんと部屋を出ようとしたのだが・・・
「坂下さん!」
淳平が坂下さんを呼び止めた。
坂下さんが振り返ると淳平はソファーから立ち上がって姿勢を正していた。
「凪とユニット組みます」
だった
だからこのまま沖野君のマネージャーで終わらせる気はない。」
さっきまでのチャラチャラした話し方ではなく
自分がこれだというものに対して妥協しない。
音楽プロデューサ坂下滋だった。
そして坂下さんはもう一度淳平をみた。
「はっきり言わせてもらうけど、今のミュージックシーンに沖野君の音楽に
人を引きつける魅力はかなり低い。だけど・・・凪ちゃんとユニットを組んで
新しい沖野淳平を作ることは出来る。やるからには僕も持っている力を
全力で出すつもりだ」
坂下さんは言いたいことはすべて言い尽くしたのか、テーブルの上の
アイスコーヒーを何も入れず、ストローも使わずに一気に飲むと
腕時計で時間を確認した。
そして私をちらっと見ると坂下さんはウインクをして立ち上がった。
「すみません、次の仕事があるので僕は失礼します。返事は・・・なるべく早く
お願いします」
坂下さんが社長に会釈すると社長も慌てて会釈した。
「わ・・わかりました」
社長・・・かなり動揺しているけど大丈夫かな・・・・
そう思うものの私は淳平のことのほうが気になって仕方なかった。
社長が私に坂下さんをお見送りしてというので
坂下さんと部屋を出ようとしたのだが・・・
「坂下さん!」
淳平が坂下さんを呼び止めた。
坂下さんが振り返ると淳平はソファーから立ち上がって姿勢を正していた。
「凪とユニット組みます」
だった