この思い秘密です
少し早いお昼ごはんを食べ終わるとちょうどお昼で

遊具や芝生の上で遊んでいた親子たちがお弁当を食べるのか近くのベンチや

私たちのいる木の付近に近づいてきた。

淳平がいるって気づかれるのを避けるため

私は素早く片付けをして駐車場へと向かった。


「ごめんね・・・」

本当は1時間ぐらい空の下で昼寝ぐらいさせてあげたかった。

「いいよ、久しぶりに日に当たってリフレッシュできたし」

特別なことは何もしていないけど淳平の表情はとてもすっきりしていた。

車を借りて息抜きさせてくれた上野さんには感謝の気持ちでいっぱいだった。

「じゃー次の目的地に行きますか!」

気を取り直し車の止まっている方へと歩いていた。


「・・・なあ・・・凪」

私の前を歩いていた淳平の足が止まった。

「なに?」

淳平の見ている方をみた。

「俺・・・ここに行きたい」

淳平が指をさしたのはポスターだった。
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