この思い秘密です
だがしばらくすると・・・

「凪!帰るぞ!」

急に何か思い立ったように淳平は多目的ホールの出口へと向かっていた。

「淳平?どうしたの?」

なんで急に帰り出すのかわからず後ろから追いかけた。

「決めたんだ!」

「何を?」

すると淳平の足がピタリと止まった。

「アルバムのコンセプトだよ」

淳平は自信に満ちた笑みを浮かべた。

「ドライブは?」

まだこのあとの予定を考えていたが・・・・

「ありがとう!もういいよ。それより・・・・これから帰ってミーティングするよ」

淳平は足どり軽く駐車場へと向かった。


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