あたしだけのヒーロー
「はは、ごめんごめん。




でも、夕日にも苦手なものがあったんだね」




「いっつも言ってるでしょ。





ていうか優はあたしを何だと思ってんの?」






「そうだね、ごめん」





ぽんぽんっと頭を2回ほどタップした手は振り払われた。






…………なぜか不機嫌な朝日によって。






「…優、触んな」





いや、あなた今あたしを引き寄せてますよ!?





触ってますけど!?!?!
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