あたしだけのヒーロー
じゃーねっ、と朝日を見送って、2階にある部屋に駆け込んだ。
バフンっとベットに倒れ込む。
「……いろいろ、反則だ…っ」
ずっと胸がドキドキしてるのは、なんでなんだろう…?
「…朝日が、知らない人だった…………」
…自分がよくわかんない。
それに、朝日も。
………なんで、こんなにドキドキするの?
その瞬間、1人の中学時代の顔が浮かんだ。
「っ……あーっもう!!わかんないっ!!お風呂入ってこよっ」