あたしだけのヒーロー





「ゆーひっ」





「うわっ、いきなり部屋に入ってこないでよ!!」





満面の笑みでずかずかと部屋に入ってきたのは、




松宮涼香。もうすぐ大学3年になる私のお姉ちゃん。





「ねぇ、夕日ー」




「なーに?」



なかなか用件を切り出さないお姉ちゃんに首をかしげる。







「…………イメチェン、しよっか♪」






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