ナオとショウ~第1章~『TWIN FIGHTR』
・・・黒煙をあげる森を遠くから見つめる人影があった。
黒いローブに身を包んだ美少女だ。
背中に自分と同じくらいの大きさの剣を背負っている。
「任務完了っと。たまには骨のあるやつを処刑してみたいぜ。」
燃え盛る森の中、男は来た道を帰って行く。
・・・男は気が付いていなかった。
火の海の中に蒼白い光があった事を。
その光の中で、少年が青年に抱きかかえられながら生きていた事を・・・。
「誰だ・・・?」
返事を聞く前に男は気を失った。
気が付いた時には、すでに森は燃えるものも燃え尽き、あとかたもなく焼失していた。
地面に寝そべる少年の隣に、自分を抱えていた青年が座っていた。
少年はゆっくりと体を起こした。
「お!気がついたのか。じゃ、俺はもう行くぜ。気をつけろよ!」
「待ってくれ!君はいったい何者なんだ?
あの炎の中、俺を守ってくれた光・・・。
どうして俺を守ってくれたんだ?」
「理由なんかないさ。俺は全てを守る男、ショウだからな。」
それだけ言い残すと、青年はどこかへ立ち去って行った。
黒いローブに身を包んだ美少女だ。
背中に自分と同じくらいの大きさの剣を背負っている。
「任務完了っと。たまには骨のあるやつを処刑してみたいぜ。」
燃え盛る森の中、男は来た道を帰って行く。
・・・男は気が付いていなかった。
火の海の中に蒼白い光があった事を。
その光の中で、少年が青年に抱きかかえられながら生きていた事を・・・。
「誰だ・・・?」
返事を聞く前に男は気を失った。
気が付いた時には、すでに森は燃えるものも燃え尽き、あとかたもなく焼失していた。
地面に寝そべる少年の隣に、自分を抱えていた青年が座っていた。
少年はゆっくりと体を起こした。
「お!気がついたのか。じゃ、俺はもう行くぜ。気をつけろよ!」
「待ってくれ!君はいったい何者なんだ?
あの炎の中、俺を守ってくれた光・・・。
どうして俺を守ってくれたんだ?」
「理由なんかないさ。俺は全てを守る男、ショウだからな。」
それだけ言い残すと、青年はどこかへ立ち去って行った。