C O L O R F U L
 


「……は?」


ぶつかった人がこっちを見てくる。

ズボンはお尻の下までずらしてカッターシャツのボタンは2、3個しか止まってない。中には黒のTシャツを着ていた。



…………顔わ普通にカッコイイ。

てか、あたしのタイプだった。


「あんたのカバンがハナの頭に当たったの!ここらへん!」


ちょっと照れながら、頭の後ろらへんを指指しながら怒鳴る。


「………で?」

「で?ぢゃなくって!普通謝るでしょ!」


なに、こいつ!腹立つな〜…。顔で判断しちゃ駄目ってこう言うことなんだ。


「わりぃわりぃ」

「………」


何かウザい。謝ってもらうんぢゃなかった〜…


すると、そいつがあたしに近づいて来た。


「…お前、名前は?」

「自分から言えば?」


なんか腹立つよ、こいつ。初日早々最悪だー!!

 
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